渋谷で開催されていた超福祉展に行ってきたのです。

自身も色弱のため、生きてく上で多少の制約はあったわけですよ。希望の職種をあきらめざるをえないとか。幸いなことに軽度であったため、運転免許が取れないというレベルではなかったのですが、ケミカル系とかアート系はダメでしょうね。色覚検査でも「え、なんでこれが読めるの?」と、他人が見て知覚している世界と自分が見ている世界は若干違うのだなという違和感は、子供のころからあったわけです。

そんなバックグラウンドを持ちつつ、数年前から知人が難病患者になり福祉に頼らざるを得ない状況になり、その患者会のシステム構築などのお手伝いをするあたりから、あまり知る事のなかった医療・福祉の世界を垣間見る事になったのです。

2年後のパラリンピックも控えるなか、体の一部/全部が思い通りに動かない方々をいかに支援して生活の質を向上するかについては、超高齢者社会をむかえる時代背景もあって、今後、増々重要性を増していく事になるのでしょう。技術の福祉分野への適用については、あまり目立たない中でもいろいろと進歩しているのを知りました。

今年はコミュニケーションロボット”OriHime”を開発したオリィさんにスポットライトが当たる機会が多かったように思えます。(「なんでいつもトレンチコートを着ているんだろう」と不思議に思っていたのですが、実は黒い白衣(?)だったのですね。)

いろいろな人・組織・企業などが、それぞれのやり方で福祉の分野に取り組んでおられる活動を知ることが出来たのは、なかなか有意義なイベントだったと思います。