ITエンジニアがKindleを買う場合は、Fire HD8がお勧め。
技術書では固定レイアウト本が多めな感じがするので、フォントサイズの大小とか意味無い場合がほとんど何ですよね。この手の本をサクサク読むには、ぶっちゃけKindle PC版アプリが良いのですけど、他にも電子本を読むのにKindleの購入を検討している人向けに、ワタシの私見です。
Kindle White Paper
Kindleといえばe-Paper利用の読書デバイスなのですが、固定レイアウト本を読むにはツライ端末です。特にカラー多用ページは残念の一言に尽きます。またe-Paperの特性ゆえか、ページ送りが他のデバイス版と比較して、画面の書き換えが遅いため、操作のサクサク感が乏しいです。
目に優しいとか電池が長持ちするというメリットもありますので、活字メインの小説、ビジネス本用と割り切って使うと幸せになれます。
Fire HD7
時々3000円台で発売されているお値打ちタブレット。CPUが遅いので、Androidタブレットとしては非力ですが、読書端末としては十分です。
Fire HD 7の弱点は画面の解像度が低すぎる所です。活字にしてもギザギザが少し気になるところ。Retinaディスプレイなど高画質ディスプレイを日常利用している人は耐えられないかもしれません。
また固定レイアウト本には画面サイズが足りないかもしれません。読めなくはないですが、解像度と画面サイズのコンビネーションもあいまって、なかなかのストレスです。
動画を見るにはこんなものかなあというレベル。ページめくりなどのレスポンスの良さではWhile Paperよりも良いです。
画面の荒さは割り切って、読み上げ機能を安価に使いたい人にはお勧めです。
Fire HD8(とHD 10)
機能面ではHD7と同様ですが、画面のサイズ・解像度がアップしており、読書向けには良い感じです。こちらもセールス時には5000円台で発売されているので、もう少しだけ奮発して良いという人は、こちらを選ぶと良いでしょう。
実はワタシはHD 10は持っていないのですが、別の10インチタブレットにKindleアプリを入れて使っている感触では、固定レイアウト本はかなり快適に読めます。固定レイアウト本の雑誌などが多めの人は、画面サイズが大きい方が正義です。ただ重量やサイズの面で片手で持ちづらくなります。トレードオフになりますので、メインの利用シーンを想定して選ばれると良いかと。
電車で立って読むには、7インチは比較的楽ですが、8インチはちょっとかさばる感じ。10インチだと大きい上に重量面からも厳しくなってくるかなと。
逆に移動中には使わない人は、画面サイズが大きい方が快適でしょう。
その他の端末
Oasisとかキッズモデルなどがありますが、使った事がありません。基本的な性能が同じもの、e-Paper利用だとWhite Paperと同じ特性でしょうから、使い勝手は察する事が出来るかと思います。(お風呂でマンガ読みたい!場合は最高かと)
主に固定レイアウト本を読むのに適した端末という観点から、PC版アプリも併用する前提で、持ち出し用としてはFire HD 8あたりがバランス良いかなと思います。