今年のInternational Jazz Day

昨年まではお茶の水で開催されるイベント"Jazz Auditoria"でビール片手に音楽を聴いていたんだよなあと思い返すと、今年の全世界を挙げての自粛でオンライン自宅コンサートの流れは、リスナー視点で言えば興味深いところもあれど、やはり音圧に飢えると言いますか、お祭り感不足なんですよね。

Jazz Auditoria online 2020
https://jazzauditoria.com/

朝いち10:00からのNathan Eastさんから夜のSuzumeさんまで、作業をしながらいろいろなライブを見まくりました。配信プラットフォームがYoutubeだったり、Facebook、Instagramなど多岐に渡り、リンクもTwitterでの告知のみ(今みたら、イベントページのProgram欄にもリンクが貼られてましたね。)と30分毎に追いかけるだけでもツラかったのですが、運用の人達もそれぞれのミュージシャンがそれぞれの公開のやり方で、バラバラなのを大変だったと思います。ミュージシャン側に取ってみれば、自身のSNSのリンク/フォロワーを増やすチャンスでもあったのでしょう。

それぞれソロでも演奏を成立させている力量は、さすがプロだなあと思いつつ、そうはいっても音の厚みが足りないのはお祭りとしては悲しいなあとアンビバレントな気持ちにさせられます。開始時間になったら無言で引き始め、終わりの時間が来たらだまって終える人から、ほとんどオシャベリに終始して全然演奏してないやん(笑)という人まで、個性を垣間見られるところは配信ならではです。

しばらくはエンターテインメントはこんな形でしか開催出来ないと、ミュージシャンは大変だなあと思います。来年はぜひライブで聞きたいですね。

プライベートjazz

Posted by tomi