Windows版 mmhmmの公開ベータ版がリリース
Evernote(エバーノート)のユーザーといたしましては、元CEOのPhil Libin(フィル・リービン)氏が発表した新しいプレゼンテーションアプリ「mmhmm」(ンーフ―)」には非常に興味が引かれるわけです。
これは何かというと、ZoomやGoogle Meetなどのビデオ会議アプリ向けに、画面に様々な効果を加えるものです。
例えばZoomでは背景画像に静止画・動画のイメージファイル、PowerPointのファイルを設定することが出来ます。mmhmmではそれらに加えて、背景の上にプレゼンの表示や、静止画、アプリケーションのウィンドウなどを表示することが出来ます。
これはプリセットされた背景画の上に、インポートしたPowerPointファイルを表示。合わせて演者のカメラを左下に配置した例です。これらの大きさはPowerPoint上でオブジェクトの大きさや位置を変えられるように、マウスを使って配置を決める事が出来ます。
mmhmmが良い所は静止画、動画に加え、アプリケーションのウィンドウを重ねる事が出来る点ですが、これはプレゼンの途中で動画を見せたり、実際にSaaSアプリケーションのデモをするなどに便利です。Zoomなどの既存のビデオ会議アプリだと、プレゼンで説明しつつデモをする場合には、パワーポイントの画面とブラウザ画面などの画面共有を変更する必要がありました。mmhmmでは表示タイミングは自由に設定できるため、パワポで製品紹介~製品のデモ~プレゼンの続きを継続といった流れが、画面共有のウィンドウを切り替える事なく実現できます。上図の例だと画面下に3つのシートがありますが、それぞれをパワーポイントの表示、静止画、アプリケーション窓とする事が出来て、これらを順に送りつつプレゼンを進めていけるわけです。上記とは別に合成語のウィンドウが出せるので、ZoomはMeetなどのビデオ会議アプリでは、そのウィンドウを共有すれば良いのです。
またカメラで移している自分の画像は、顔を追跡して拡大して表示されます。顔の位置が動いても追いかけて表示してくれるのは良いですね。
この手の演出をする場合には、OBSを利用して作り込む事が出来たのですが、それなりに設定が大変でした。mmhmmは比較的設定は楽で、非常に動きも快適で良いアプリですね。自分もウェビナーなどでチャレンジしてみたいと思います。