ネットでの集客のための、いろはの「い」

最近、主に中小企業の社長の方々とお話する機会が増えまして、どんな感じでマーケティングをなされているのかをお伺いしている中で感じるのは、「リード(潜在顧客)を集める」という考え方を理解されている人が非常に少ないという点です。

「ホームページを頻繁に更新しているのに、検索順位が上がらない」「作業工程をビデオに撮って、YouTubeにアップしている」など、ネットマーケティングの個別の技術などはご存じで、対応されている方も多いのですが、「サイトを見て頂いて、その方々からどのように買ってもらうのですか?」というと「えっ」とされるパターンです。

つまり、「告知」「説明」は十分に行っているのですが、その後に購入などに結びつけるプロセスがイメージ出来ていないというわけです。

扱っているサービスや商材によって、工夫をする必要がありますが、ざっくりと以下のような点を考慮されると良いと思います。

  • サイトへの誘導はこれまで通りに頑張る。
    • ブログや通常のコンテンツなど、訪問者にとって有益な情報を提供するように心がける。
    • 余裕があれば少しでも検索順位を上げるためのSEOの技術を意識する。
  • サイト訪問者への連絡方法を入手する。
    • 最低限、連絡フォームを設置する。(ただし、ここから頻繁に連絡があることは期待しない)
    • 無料のブックレットのファイルの提供などを通じて、住所、TEL番号、メールアドレスなどを取得
  • 定期・不定期に訪問者に連絡を取り、オファリングをする。
    • 割引、新商品などのキャンペーンなどの提示
    • ランディングページは別途に用意した方が良い。
    • 商材、相手によってはオンラインだけでなく、DMやTELなどを利用

サイトを訪問した人が、すぐに購買に結びつくのは非常にレアケースであると理解した上で、商品・サービスへの理解を深めて頂いたり、ブランドへの愛着を持っていただけるように、継続的に情報提供できる手段を確保する事を意識されると良いです。もちろん新規の顧客だけでなく、リピーター狙いにも有効です。

最近の「コンテンツ・マーケティング」と呼ばれる考え方のベースになりますので、興味のある方は、いろいろと研究さなると良いかと思います。