企画をする人は、「イラっ」とした事を書き溜めておきましょう

マインドテックの冨です。

昔からサービスの立ち上げをしたり、商品企画部にいたこともありまして、商品やサービスの企画を考える事を日々、行っています。

アイディアをどのようにして考え出すかは、いろいろな発想法やいわゆる「天から降りてくる」のを待つ(笑)わけですが、日々、ネタを溜めておくと考えるときに役に立ちます。企画系のお仕事をされている方は当たり前の所作と思いますが、とにかくアイディアを浮かんだ時にメモるという習慣をつける事です。ちょっとした思い付きは、意外と早く忘れがちです。「あれ?さっき何かいいことを思いついたと思ったんだけど、何だっけ?」といった経験はないでしょうか?おおっと思いついた瞬間にペンに手が伸びるくらいが理想です。

ただ、いつも都合よくペンとメモ帳を持ち歩いているわけでもありません。以前にはジョッターメモなどを持ち歩いていましたが、ちょっと値段が高いので、中高生が使うような単語カードを100均で買い、ボールペンのキーホルダーと共に首からかけていました。

最近はAndroidスマートフォンを携帯するようになり、そちらを使う事が多くなりました。ここで鍵となるのは「素早く起動するメモアプリ」です。とにかくアイディアはすぐに忘れてしまうので、起動に10数秒かかるのはアブナイです。自分の場合は、以前はEvernoteを使っていましたが起動が遅いいため、Google Keepを使うようになりました。こちらは音声認識の精度も素晴らしいので、周りの状況しだいでは、とにかくしゃべり切ってしまうのが良いです。アプリの起動を待っていられない時は、検索枠の右側の音声入力ボタンを押して、(検索したいわけではないのですけど)とにかく文字化さえしてしまえば、あとで落ち着いてKeepなりEvernoteなりにコピペできます。

メモるのはアイディアだけではなく、日常のちょっとした「イラっ」とした事も記録しています。例えば「折り畳み傘、つぼめた時に内側に留め具が無いからかさばっちゃう」「エスカレーターで右側空いているのに左側に大行列」「WiFi、いちいち認証するの面倒なわりに、気づかないうちに電波つかんで迷惑」などなど。

商品企画をする際の判断基準として「このアイディアはどんなユーザーペイン(利用者の悩み事)を解決するのだ?」という事がありますが、書き溜めた「イラっ」としたことも、多くの人が感じていて、それを解決できる手段が見つかればサービスとして成立する可能性がありますよね。「このイラっと感を無くすになどうしたらいいのだろう?」と考えていくことで、新しい企画のヒントになることも多いのです。