俺的Windowエディター 2016年夏
マインドテックの冨です。MacよりはWindows派です。
メインの開発はVisual Studioだったり、Linuxではemacsを使うのですが、データファイルを見たり、メモ書きなどのちょっとしたテキスト編集にはエディターソフトを使うわけです。日常生活においては利用頻度が高いので、極力使い勝手が良いものを探すため、デスクトップにはエディターのアイコンをずらっと並べていたりするのですが、何かの参考のために紹介してみようかと思います。あくまでの個人的な感想なので、反論は多々あるだろうが許せ。
私の好み
指がemacsにカスタマイズされてしまった人なので、編集画面ではemacsのキーバインディングが再現出来る事が望ましいのです。あとは起動が軽めなものが望ましい。
現在の選択
Visual Studio Code を使う事が多くなっています。
- そこそこ高速に起動
- 日本語のメニューに対応
- 拡張機能で"vscode-emacs"を使うと、良い感じのemacsキーバインディング
- ディレクトリーの階層が表示できる。複数ファイルを行き来して編集するのに便利
- タブが使える
- gitをサポート
- 多種の言語サポート
他にも、いろいろな便利機能が盛り込まれていて、メモ書きからスクリプトの編集まで、いろんな用途でそつなく使えて便利です。必要な機能はExtensionsで拡張可能で、"Auto-Open Markdown Preview"とか便利。
その他
Notepad++
私の周りでは、あまり使っている人がいないのですけど、なかなか多機能エディターの名作だと思います。hostsファイル編集の時には、「管理者権限で開き直しますか?」といったダイアログが出てきて芸の細かさを感じたわけです。ソースを書く場合の便利機能も充実しており、エンコードの指定も楽で、送られてきたデータを眺める分には使い勝ってが良いです。個人的に残念なのはemacsキーバインディングがサポートされない事。
元祖emacs
個人的には、よほどのemacs原理主義者でなければお勧めしないかなーという所です。以前はcygwin入れて・・・とか動かすだけでも大変だっり、様々なFixのあたったパッケージが乱立していたのが、最近ではgnupackなど簡単にインストールできるパッケージも増えて、各段に楽になりました。
ただ起動が重いし、環境維持も大変。init.elもLinux環境と共有できるところもあって作業環境の統一という観点では良いものの、結局はWin固有の設定も増えてきて面倒に感じるようになりました。大昔の端末でemacs立ち上げて、あとは一日その環境で作業といった時代ならいざ知らず、各種機能は専用ツールを使った方が楽なので、一応インストールはしてあるのですが、起動することはほとんどないですね。
軽量のUWPエディターとしては、素晴らしいエディターです。標準でEmacsキーバインディングをサポートしている所も泣かせます。機能面では非常に限定されていて、標準のメモ帳の代替としては良くて、ささっとメモを取りたい時には重宝します。
Windowsでの多機能エディターの代表になりつつあるように思えます。こちらもファンが増えてきているエディターです。クロスプラットフォームであることも素晴らしいです。個人的にはキーバインディングのプラグインの出来がいまいちだったので、だんだんと起動頻度が減っていきました。利用者も世界中にいるため痒い所に手が届くプラグインも多種多様に揃っているのですが、カスタマイズの方に走ってしまうとだんだん重くなっていくという本末転倒というか自業自得というか。
一時期大流行した「恋するエディター」ですね。ただ、Atomに食われていってしまっているかのように見えます。無料だし。
WindowsでPythonやPerlなどの環境を提供するActiveStateのエディターです。そこそこの機能で結構軽いのが好印象です。悪くないのですが、個人的にはあまり使ってないですね。
サクラエディタ、TeraPad、EmEditor
かつて散々お世話になりました。いまでも十分使えるエディターだと思いますが、やはり古さを感じるところが多いかなと。SDIかよ・・・とか。日本語周りでトラブった時に、試しに使ってみるかというときくらいしか起動しなくなりました。
こんな感じで、いろいろと使ってみていますが、今のところ、本腰入れて書くぞという時はVisual Studio Code、ちょっとメモ書きといった時はScyphoz Notepadを使っている今日この頃です。私と似たような好みを持つ方はご参考までに。