UGG偽ブランドECサイトでの買い物に注意!

たまたま友人からFacebookで偽ECサイトの調査を無茶振りされたので、せっかくなので共有しようかと。この手のサイトは、ちょっと前はレイバンのサングラスやスーツケースが多かったのですが、最近はUGGのブーツをよく見かけます。昔は見るからにサイトが偽物っぽくて、直ぐに見分けがついたのでしたが、近ごろはサイトを作る側もレベルが上がっていて、EC初心者は騙されるくらいのレベル感になっています。

さて、今回のターゲットはこちら。

http://uggstore.jpn.com/

UGGの偽サイト

UGGの偽サイト

ドメインが”jpn.com”という時点で怪しいのですが、以前はwhoisというサービスでドメインの所有者情報を調べる事が出来たのですが、最近は情報保護のため、ほとんど公開されなくなりました。(実際に調べてみましたが、やはりこれといった情報は無し)

トップページをつらつら見ていると、プライバシーポリシーがおかしい事に気づきます。

偽UGGのプライバシーポリシー

偽UGGのプライバシーポリシー

ここで出てくる「インポートブランドロータス」って何でしょう?下の注を見ると「UGG JAPAN」が運用母体らしいのですがミスマッチです。(「インポートブランドロータス」は別途に検索すると、北海道のインポートブランドショップという事が分かります)

さて「会社の概要」を確認しますと、

結局「UGG JAPAN」は不明なるも、「株式会社アグ(UGG)ブーツ」なる会社を名乗っています。ただ、住所が名古屋なのに電話番号が 03-xxx-xxxx とはどういう事でしょうか?

 

適当にアイテムを購入するつもりでカートに入れて決済の手順に進んでみますが、上のアドレス欄に注意してください。SSLでの暗号化がされていません。個人情報を入力させる画面でSSL対応していないサイトで買い物するのはアウトです。(さらに言えば、消費税の処理をしてないですね・・・)

その他、商品説明などで不自然な日本語が混ざる事があります。最近は少なくなりましたが、それでもいくつかは残っているようです。また、中国語の簡体字(日本語では目にしないような漢字)が混ざる事もあります。(昔はソースを見るとフォント指定が簡体字のものだったりしましたが、こちらも最近は対策されているようです。)サイトのいろいろなページを見ていると、商品紹介文はどこかのサイトからスクレイピング(別のECサイトからコピー)していると思われますので、それなりに整った日本語になっていますが、それ以外のページで怪しげな日本語が散見されます。

サイト自体はこんな感じで怪しげな所が見られるので、こんなサイトでは買い物をしない事を強くお勧めします。

せっかくなので、もう少し調べてみます。サイトのURLが”http://uggstore.jpn.com/”という事で、これ以外のサブドメインってどうなっているのか調べてみたい。以前はDNS(Domain Name Server)に問い合わせると一覧表示される場合もありましたが、こちらも最近は情報公開を避けるようになっています。このため、適当に文字列を指定してアクセスしてみるのですが、例えば http://ugg.jpn.com や http://uggboots.jpn.com でサイトが反応します。後者ではまるっきり同じコンテンツで運営されていますね。サイトのホスト名からIPアドレスをnslookup/digで検索すると同じであることが分かります。

さて、ドメイン自体はどうなっているのでしょうか。http://www.jpn.com にアクセスすると、こんなページが表示されます。

普通の会社はドメイントップのページを、こんな風にはしていないですよね・・・

ページのソースを見てみますと、以下のようなGoogle Analytics の計測タグが見て取れます。

<script type="text/javascript">// <![CDATA[
var gaJsHost = (("https:" == document.location.protocol) ? "https://ssl." : "http://www.");
document.write(unescape("%3Cscript src='" + gaJsHost + "google-analytics.com/ga.js' type='text/javascript'%3E%3C/script%3E"));
// ]]></script>
<script type="text/javascript">// <![CDATA[
try {
var pageTracker = _gat._getTracker("UA-3398405-34");
pageTracker._trackPageview();
} catch(err) {}
// ]]></script>

 

ここの “UA-3398405-34″という部分が、サイトを識別するためのコードになります。これはUA-3398405というコードを持つサイト管理者の34番目のサイトという事です。

では、このコードで検索をしてみます。いくつか検索サイトはありますが、SameID.net で調べてみます。

少なくとも56ドメインを運用している事が分かります。jpn.com 以外にも cn.com , kr.com , uk.com, br.com など、国を表すようなドメインを所有しているようです。日本以外の国でも同じように偽サイトを運用しているのでしょうか・・・

さて、同じようにショップ側のソースを見ていると、以下のようなコードが混ざっている事に気づきます。

<script language="javascript" type="text/javascript" src="http://js.users.51.la/17566674.js"></script>

このJavaScriptを読んでみると、アクセス解析ツールで調べるような情報を “www.51.la”というサイトに送っている事が分かります。さて http://www.51.la にアクセスしてみると・・・

でました!中国語の無料アクセス解析ツール!!

昔のこの手の偽ブランドサイトは、とにかく個人情報を入力させ指定の口座に入金させるかを狙ったものが多かったのですが、最近はクレジットカードの処理まで出来るようになっているようです。入力したらアウトで、あとで気づいても事後の取消処理は非常に困難なので、信用できないサイトにクレジットカード情報を入力するのは、どんなに商品が安くで魅力的でもNGです。ダメ・絶対。

銀行の偽サイト(フィッシング詐欺)も増えているようなので、お金が絡むサイトでは、サイト運営会社の情報を見るのと、SSL証明書に登録されている会社情報をチェックすることは必須ですね。

ラジオ英会話を録音してスマホで聞く方法

英語の勉強をする際に安価で便利な教材の一つとして、NHK教育のラジオ講座があります。番組自体は15分と短くて内容も自分のレベル感にあったプログラムが用意されているのでお勧めなんですが、放送の時間に合わせてラジオに向き合うのは、放送スケジュールにもよりますが、なかなかシンドイ時があります。

自分の都合で聞きたいとなると録音する事になるわけで、そのためにラジオサーバーとかが販売されているわけですが、なかなかに高価なブツでして、ちょっと試してみるにはツライものがあります。

そんなわけで、サイマル放送からの録音ツールを作るかと思っていたら、すでに“Radika”というツールが公開されていましたので、長らく使わせて頂いておりました。ただ、最近はメンテされておらず、録音エラーも頻発するようになったので、さて困ったなと思っていたら、“Radikool”というツールがありました。ネットラジオの聴取/録音/予約録音 ができる無料のソフトで、Windows Vista/7/8/8.1で使用できます。環境の要件としては、最新のAdobe Flash Player、NET Framework 4.5。まずは”NHKらじるらじる”、”Radiko”がIEで聞けることを確認します。

インストール自体は、リンク先の公式ページをご覧いただければ記載ありますが、インストーラー版を利用するのが楽で良いと思います。インストール中に各サイマル放送の確認ステップがありますが、NGの方はネットワークかFlash Playerに問題があると思いますのでチェックしてみてください。(Flash Playerを新規インストールされる方は、バンドルアプリを同時にインストールしようとしますので、不要ならばチェックを外すのを忘れずにw)

次に、聞きたい放送の録音設定を行います。”ラジオ英会話”の場合はこんな感じ。

radikool予約画面1

iTunesを使っている人は”iTunesに登録する”スイッチを入れておけば、録音終了時に登録されますので、普通に同期を取っていればコピーされているでしょう。

録音形式は特に希望がなければmp3のままでいいんじゃないかと思います。ファイル名も好き好きですが、私は以下のようにしています。

[TITLE][SYEAR][SMONTH][SDAY][SHOUR][SMIN][INFO]

これだと、”ラジオ英会話「電話で手配する」(1)201501120645.mp3″のようなファイル名で保存されます。

radikool予約画面2

また、アーティスト名は”ラジオ英会話”で固定のテキストにしておくと、再生プレイヤー側での整理の時に便利だと思います。

ここまでで、録音の設定は完了です。

次にスマホへの転送ですが、ファイル単位でちまちまとコピーしていってもいいんですが、やはり自動化したいので、ネットワークドライブを使います。私の場合はDropboxを使っていますが、MicrosoftのOneDrive、GoogleDriveなどを使ってもいいです。

設定はRadikoolの設定画面から、録音設定>録音ファイル設定>保存パス にて、Dropboxの同期元フォルダを設定します。

radikool設定画面3

私の場合には、”ラジオ英会話”というフォルダを作って、その中に録音ファイルを保存するようにしています。

もちろんスマホ側にもDropboxのアプリを入れて、フォルダの同期設定をしておいてください。設定がOKであれば、録音後に同期処理が勝手にコピーしてくれます。

聞く際にはDropboxアプリを立ち上げ、転送された録音ファイルをクリックすると、何らかのプレイヤーで再生されると思います。万一、プレイヤーがインストールされていないような場合には、mp3を再生できるアプリはいろいろと転がっておりますので、VLCプレイヤーでも何でもお好きなものを入れていただければよろしいのではと。

ちなみに1放送あたり14MBくらいになってますので、契約プランに応じてWiFi利用時のみに同期するなど、パケ死しないようご注意ください。以上、くれぐれも自己責任でご利用くださいませ。録音ファイルを公開するなどダメ、ゼッタイ。

技術文書を書く際に注意すること

昨日、永江一石さんという著名なマーケターの方の文章術の記事がSNSで回覧されてきたわけです。

秘伝?? 文章が巧くなる方法について

読みやすい文章を書くという点では、”てにおは”や”です・ます”を揃えるという基本から、主語・述語の関係を整える。極力、文章を短めにして言い切りの形にするなどの作法があるわけでして、文章のレビューをする際には、自分でも小声で音読することは多いです。音読重要。

さらに、技術屋向けの文章というのは、正確に意志疎通を行うという目的があるため、誤解を招くような表現を避ける工夫が必要になります。読み手に対して、ロジックを明確に提示したり、複数の解釈を与えない文章が必要になってきます。そうでないと、例えば要件定義や設計において、完成後に「実はこんなつもりじゃなかったのに・・・」という事故が起こりうるわけです。

  • 結論ファースト。理由や詳細事項は後に列挙する。
  • ぼかした表現に逃げずに、できるだけ明確に書く。行間を読ませない。
  • 自分の「意見」と「事実」をごっちゃにしない。
  • 事実を記述する文はできるだけ名詞と動詞で書き、主観に依存する修飾語を混入させない。
  • 表記は統一する。特に多義語は注意(例えば「クライアント」は、「お客様」にも取れるし「利用者が使う端末」「利用者が使うアプリケーション」など、いろいろな意味で解釈できる。)

今日、お客様とのミーティングの際に、表記をめぐっての誤解がありまして、先方の意図の確認にずいぶんと時間を使ってしまいました。自分への戒めも兼ねてのメモです。

EvernoteとGoogle Keepを使った情報管理

皆さんはEvernoteを使ってますでしょうか?自分の場合では仕事や日常のメモなど、多岐に渡って利用していましてEvernoteが無い生活はツライというレベルで依存しています。以前はEvernoteだけだったのが、最近ではGoogle Keepを併用するようになって、よりストレスが軽減されたと感じています。

Evernoteのメリット

Evernote以外にも多くのクラウドストレージやGoogleドキュメントやMicrosoft Officeオンラインなどのオンラインドキュメントのサービスがあります。そんな中でEvernoteを選ぶメリットはいくつかあります。

1. デバイスとの連携が便利

Scansnapとの組み合わせは素晴らしく、紙の資料をPDF化して、そのままEvernoteに放り込んでくれる機能が便利。そのまま検索も可能。ペーパーレス化に貢献してくれます。

2. 検索機能が素晴らしい

特に名刺のスキャンは最高で、特に分類しなくても会社名や名前の一部で検索できるのが楽ちん。名刺に合わせてノートにコンタクト履歴などを残しておけるので、簡易CRM的な利用も出来るのがステキ

3. タグによる横串検索

オンラインストーレージでは、ハードディスクと同様にフォルダ/ファイル名で管理するしかないのですが、ノートに張り付けたファイルでは任意のタグがつけられるので、関連事項のメモや資料を探すのに重宝してます。

4. Webのクリッピング機能が素晴らしい

調べものをしていると、あとでまとめて読み替えしたいものなどが出てきますが、全部ブックマークしていると、あっという間にブックマークが肥大してしまいます。これらの気になる記事をクリッピングツールを使ってEvernoteに放りこんでおいてます。以前はかなりレイアウトが崩れてしまう事がおおかったのですが、改良されて、ページ中の記事だけを選択してクリッピングしてくれるなど、洗練されてきています。

Evernoteが苦手な事

検索の都合上、極力、情報をEvernoteに一元化しておくようにしているのですが、だんだんとクライアントのツールが重くなってきているのが難点。PCだと常時起動しておけば良いのですが、スマートフォンでは都度起動するのがシンドイ。特に思いつきをメモるようなケースでは起動の時間がすごいストレスとなります。これを解消するために”PostEver”のような入力支援ツールを利用されている方もおられるようで、それはそれで良いと思います。

自分もいろいろと支援ツールを使ってみたのですが、オフラインでは利用できないものや、やはり起動のストレスが解消できないものが多くで、あまり満足できるようなモノがありませんでした。メモ系のツールもあれこれ試してみましたが、これといったものが無くて困ったなあと。

起動が速い”Google Keep”

そのような中でアイディアのメモに”Keep”を使うようになったのですが、これが非常の具合がよろしい。

  1. 起動が素早く、思い付きのメモには良い
  2. スマートフォンとPCでメモを同期出来る
  3. 写真なども保存できる。通知の機能もあり、

つまりは軽量版のEvernoteとして利用できるんですね。リマインダーとしては、人によってはこれで十分な人もいるかもしれない。これでEvernoteと連携できればいう事ないのですが、今の所は使い分けをしていて

とっさのメモはGoogle Keep ⇒ 後からKeepのメモをまとめて、Evernoteに記録

という流れが自分に向いていました。この「メモをまとめる」というプロセスで一旦、アイディアのネタを評価するというのがよいです。転記などの手間を考えると非効率のようにも思えますが、Evernoteに一本化していた時はメモった事に安心して、あとはそのままにしている時が多かったので、強制的にメモを見直さざると得ないわけです。

Evernoteでのメモに不満を持っている人は試してみてはいかがでしょうか。何より無料なのがステキ。

2015年の抱負

あけましておめでとうございます! 2014年はフリーランサーとして試行錯誤の1年間でしたが、いろいろなプロジェクトへの参画やクライアントの企業様のおかげをもちまして、なんとか年を越せました。今年もよろしくお願いいたします。

新年の抱負として、今年一年の目標を掲げておこうと思います。年末に振り返った時に困惑しないように頑張ります。

1.ブログを100回更新します

放置気味だったこのブログを、2015年中に100回更新します。仕事がらみや技術関連がらみ出ないと書きにくいなあと思って自らハードルを上げてしまって逆効果になっていたのですが、まずは関心を持った事などについてアウトプットの量を増やすようにします。

2.Webサービスを立ち上げます。

昨年はニーズの調査や技術面での調査が中心になったのと、開発案件などの対応で時間が取れなかったため、今年は形にしていきたい。内容はまだ秘密。

3.英語の勉強に力を入れます

フィリピン英会話学校の設立の支援をしている事や、Twilioハッカソンの優勝ご褒美のUSでのプレゼンを無茶振りされているので、その準備も兼ねて。

4.通訳案内士を受験します

年に1回のチャンスというのがツライ。フューチャーセッションなどでも発表し、昨年受けるつもりでいたのですが、いろいろとトラブルが重なって受験できず。英語はともかく、地理や歴史の勉強をどう進めようか思案

openLDAPのPerl Backendをいじってハマった話

話の発端としてはtagomorisさんのページを見た某社の方より、こんな感じのものを作って欲しいんだがというご相談を頂きまして着手しましたところ、非常にドハマりしましたので後に続くかもしれない方々にメモメモ。

オンラインドキュメントも相変わらず”LATER”のままです。どこかに更新されたドキュメントがあるんじゃないかと期待して探し回ってみましたがダメな感じです。もう忘れ去られた感がアリアリしております。何かしらの参考資料を探してみても、これと言って見当たらず、”LISM”というPerl Backendを利用したOSSの統合認証のソフトウェアがあり、良くぞ作ったなあという感もありまして参考にさせてもらいました。ただAdminツールにディスコン気味のEthnaが必要とかで、このままではインストールも困難だったりする。

openLDAP関連の書籍も、すでに書店では事実上2冊しかない。入門LDAP/OpenLDAP―ディレクトリサービス導入・運用ガイドLDAP -設定・管理・プログラミング-だ。前者はまだ何とか使えるものの、後者は発行が2003年だ。また、どちらもopenLDAPそのもののインストール、設定がメインで、バックエンドの作成にはちっとも触れられていない。洋書も何冊かチェックしてみたが、これといって参考になりそうなものもなく。

「man 5 slapd-perl すると、ちょっと詳しく書いてある。興味がある人は読んでみよう、というか、読まないと何もできない。またOpenLDAPの tarball を展開した中の servers/slapd/back-perl/SampleLDAP.pm がサンプルなので、読んでみるとなんとなく雰囲気がわかる。(雰囲気しかわからない。)」の状況からは一歩も進んでいない状況です。

とにかく試して、動きを見るのが一番という事で、SampleLDAP.pm を動かしてみることに。

ソースからビルドする場合には –enable-perl をつければOK。ディストリビューションの配布パッケージによっては、これが有効になっていたり、なっていなかったりするので、お使いの環境のパッケージを調べてみてください。(ちょっと脱線するが、id2entry.dbが無いというバグに私もハマった。お気を付けください。あとディストリビューションによっては、make dependしたときにPerlのモジュール不足で止まる事があります。結構、心が折れそうになりますがガンバ!)

で、slapd.conf には、次のように書く。

############## perl backend #############
database        perl
suffix          "dc=example,dc=com"
rootdn          "cn=Manager,dc=example,dc=com"
rootpw          xxxxxxx
perlModulePath  /path/to/handler/module/dir
perlModule      SampleLDAP

この場合、 /path/to/handler/module/dir に SampleLDAP.pm ファイルをコピーする。後は普通のopenLDAPの操作と同じで ldapaddでLDIF情報追加し、ldapsearchで検索する事が出来る。おそらくはここまでは問題なく進むと思うのだが、時々slapdが落ちる現象が確認される。ldapsearchを叩いていると時々反応が無くなる瞬間があるのだが、slapdのプロセスを見ると見事に落ちている。

いろいろ調べてみた結果、SampleLDAP.pmにはbind()の記述が無く、slapdがこのリクエストを受けると落ちるという事が分かる。取りあえず、SampleLDAP.pm の一番最後にでも次のようにダミーでもbind()を入れておくと落ちなくなることが分かる。

bind(){
     return 0;
}

SampleLDAP.pm の動きについてはコードを見てもらえればわかるが、持っている情報をどっと吐き出す感じの動きになっている。ただ、検索のフィルター条件にちょっと込み入った文字列を指定してもslapdが落ちたりするので、結構シビア。うーん・・・
(この後もコードをいじっていると、「なぜこれで?!」といった、結構、理不尽に落ちることが多かったので、こまめに動作チェックをされることをお勧め。謎のプロセス停止が頻発する場合には、configureする際に –with-threads=no をつけると安定するかもしれない。)

私の場合には、後続のデータソースから認証情報を引っ張ってきて、これを使って認証させるわけです。スキーマーがposixAccount位なら、LDIFに入れるべき情報を全部データソースの中に突っ込んで、リクエストがあるたびにそれを参照して応答を作るか、パフォーマンスの問題が出てきそうならキャッシュの仕組みを作るとかで対応できると思う。search(), bind()のなかで認証情報を確認して、それぞれLDIF形式で応答内容を作ればOK。

全体にわたって、Perl-backendだからといって、何か便利ライブラリとかあるわけでもなく、ほとんど素でslapdからデータが引き渡されるので各LDAPコマンドごとに処理ロジックを実装していく必要があります。特に面倒なのはsearch()のFilterStringの部分の処理で、あの癖のある形式での条件指定をひも解かないといけないのですが、これといったツールもなく面倒です。slapdからの応答を作成するのに関しては Net::LDAP::LDIFが役に立つでしょう。きっと。

(さらにsambaをサポートしようとすると、Perl-Backendだけで解決しようとすると、かなりヒイヒイいう事になります。私は諸般の事情で諦めざるを得ず、裏にPerl-Backendではないslapdを併用してリクエスト/応答をPerl-Backendで中継する方法を取りました。)

認証というと最近はActiveDirectoryの方が断然利用されていて、openLDAPも影が薄くなりつつありますが、何かの事情で使う事があればご参考になればいいなと。

ネットでの集客のための、いろはの「い」

最近、主に中小企業の社長の方々とお話する機会が増えまして、どんな感じでマーケティングをなされているのかをお伺いしている中で感じるのは、「リード(潜在顧客)を集める」という考え方を理解されている人が非常に少ないという点です。

「ホームページを頻繁に更新しているのに、検索順位が上がらない」「作業工程をビデオに撮って、YouTubeにアップしている」など、ネットマーケティングの個別の技術などはご存じで、対応されている方も多いのですが、「サイトを見て頂いて、その方々からどのように買ってもらうのですか?」というと「えっ」とされるパターンです。

つまり、「告知」「説明」は十分に行っているのですが、その後に購入などに結びつけるプロセスがイメージ出来ていないというわけです。

扱っているサービスや商材によって、工夫をする必要がありますが、ざっくりと以下のような点を考慮されると良いと思います。

  • サイトへの誘導はこれまで通りに頑張る。
    • ブログや通常のコンテンツなど、訪問者にとって有益な情報を提供するように心がける。
    • 余裕があれば少しでも検索順位を上げるためのSEOの技術を意識する。
  • サイト訪問者への連絡方法を入手する。
    • 最低限、連絡フォームを設置する。(ただし、ここから頻繁に連絡があることは期待しない)
    • 無料のブックレットのファイルの提供などを通じて、住所、TEL番号、メールアドレスなどを取得
  • 定期・不定期に訪問者に連絡を取り、オファリングをする。
    • 割引、新商品などのキャンペーンなどの提示
    • ランディングページは別途に用意した方が良い。
    • 商材、相手によってはオンラインだけでなく、DMやTELなどを利用

サイトを訪問した人が、すぐに購買に結びつくのは非常にレアケースであると理解した上で、商品・サービスへの理解を深めて頂いたり、ブランドへの愛着を持っていただけるように、継続的に情報提供できる手段を確保する事を意識されると良いです。もちろん新規の顧客だけでなく、リピーター狙いにも有効です。

最近の「コンテンツ・マーケティング」と呼ばれる考え方のベースになりますので、興味のある方は、いろいろと研究さなると良いかと思います。

マーケティングの3文字ワードのおさらいをするよ!

昨日、地元の経営者向けの連続セミナーの最終日で、マーケティングの講習会に参加してきました。さすがにワタクシも元デジタルマーケティングの業界人でございましたので、だいたいお話されている内容はほぼ理解しておりまして、どちらかというとセミナーの組み立てとか教材の構成の内容に興味を持って拝聴させていただいておりました。

ちょっと違和感があったのが、講師が「10月分のLTVは・・・」とか「CPOは最大1万円として、半分の5000円を広告費に投入して・・・」という説明をなさっておりまして、ちょっとそれはないだろうと思った次第。

話の筋としては、広告などでお客様を確保する費用と、その人がもたらすであろう売上~利益を比較して、平均的にみて利益の方が大きければ集客の方法として良いというお話でした。これはこれで筋としては間違ってはいないのだけれど、用語の使い方がおかしい。

IT業界の悪癖として、アルファベット3文字の略語を無駄に多用するということがありまして、ちょっとおさらいをしてみます。

LTV(Life Time Value)

「顧客生涯価値」と訳されることが多いです。これは、ある1人の顧客があるサービス・製品などに対して、取引をしている間に支払う金額合計から、その顧客を獲得・維持するために要した費用の合計を差し引いた「累積利益額」を意味します。つまりサービス提供者の視点からは、顧客でいる期間にどれだけの利益をもたらしてくれたかを計る、長期的な視点での指標です。
つまり広告費などの顧客獲得コストを差し引いた値なのと、顧客でいる長期の間の利益貢献の指標なので、上記のような単月の値としてとらえるのはおかしいです。

CPO(Cost Per Order)

「1つの注文を頂くのに必要なコスト(広告費など)」です。商品を売り出すのに必要なコストを受注した注文数で除算して計算します。

上記の例の場合、「半分の5000円を広告費に投入して・・・」というのがオカシクて、例えば、100件の注文が欲しい場合に、1注文当たり5,000円かかる統計値(=CPO)をみて、5,000円x100件=500,000万円の広告費を投入する必要があるといった推測が可能になるわけです。

CPA(Cost Per Acquisition)

CPOと似ていますが、商品の購入や会員登録などにより、具体的な利益につながる成果1件獲得するのにかかるコスト。

広告単価の指標であり、顧客獲得(acquisition)一人あたりに要した支払額。

たとえば広告費を100万円投入して、新規に100人の新規顧客を得られた場合には、100万円/100人=CPA1万円という事になります。一人のお客様を増やすのに1万円のコストがかかるというわけです。

そして新しい顧客が平均して2万円分の利益をもたらしてくれれば、LTV>CPAとなりトータルでプラスになるわけですから、広告としては成功。逆に1万円を下回る(LTV<CPA)ようだと、獲得コストの方が大きくて持ち出しになるわけですから、見直しが必要になるわけです。
仮にLTV<CPAだったとすると、改善するには、例えば次のような対策が考えられます。

  1. 同じ広告予算を投入して、より多くの顧客を獲得できそうな掲載媒体へ変更
  2. 同じ広告掲載媒体を使う場合は、広告のメッセージ、デザインなどを見直し
  3. 1人の顧客からより多くの物を購入して頂く。サービスを利用し続けて頂く施策を実行(LTVを上げる)

“Cost Per Action”を意味する場合もありますが、これも同じように考えて、1つのアクションを取っていただくのに要する費用となります。

業容拡大のためにはマーケティングが必要で、広告にかかる費用も成約のデータを取っていれば、だんだん最適化できますよというお話でした。

hao123に変わってしまったトップページを戻す方法

ブラウザを開けると「なぜかhao123というサイトになっているのよね~」という声を時々頂まして、PCを拝見すると確かに変わっています。

hao123

これを戻す方法ですが、以外とご存じない方が多いみたいなのでまとめておきます。お使いになっているブラウザによってチェックする箇所が違いますが、該当するような箇所が設定画面にあると思いますので、読み直してください。

(1) Internet Explorer11の場合

  1. 画面右上の「ツール」ボタン(歯車のアイコン)をクリック
  2. 「インターネットオプション」を選択
  3. 「全般」タブ「ホームページ」の欄のURLがhao123になっていると思いますので、これをお好きなサイトのURLに変更して「OK」をクリック

インターネットオプション
上記は Yahoo! Japan に変更した例

(2) Google Chromeの場合

  1. 画面右上の「Google Chromeの設定」ボタン(「≡」三本線のアイコン)をクリック
  2. 「設定」をクリック
  3. 「起動時」のスイッチを設定します。
    1. 最初に何もないページを表示したい時は「新しいタブ ページを開く」
    2. 以前に開いていたページを読み直したい時は「前回開いていたページを開く」
    3. 特定のポータルサイトを開けたい時は「特定の 1 つのページまたは複数のページを開く」にスイッチをいれ、「ページを設定」をクリック。ご希望のサイトのURLを記入してください。

Google Chromeの設定画面

 

 

  • [拡張機能]で、「Hao123 toolbar」というような項目があったらゴミ箱マークで削除
    • http://support.google.com/chrome/bin/answer.py?hl=ja&answer=95421
  •  また、「hao123から変更しても、いつの間にか元に戻っている」という場合、hao123の運営会社であるバイドゥ(Baidu)株式会社が提供しているアプリケーションなどが影響している可能性があります。(日本語変換のIMEなど)インストールした覚えのないソフトはアンインストールしてください。

そもそもなんで「hao123」に変わっているの?

筆者が見た事があるのは、あるフリーソフトをインストールした際に、「ブラウザのホームページをhao123に変更しますか?」という画面があり、デフォルトでOKにスイッチが入っているものがありました。この場合、インストールを進めるのに「次へ」を押してしまうと、上記のようなブラウザの設定変更を許諾した事になります。

また、海外のフリーソフトの中には、このような許諾を取らずに、特定のサイトに設定を変更してしまうケースもありましたし、プリンターのユーティリティーなどをインストールする際に、同じように自社のサービスサイトにリンクURLを変更してしまう場合もあります。

hao123に限らず、ウィルス混入のリスクもありますので、アプリケーションのダウンロードは信頼できるサイトに限定し、また、インストール時の画面には注意してください。

Chromeブラウザを「デトックス」する方法

とある、お客様のFacebookのアカウントから、友人登録している人にスパム投稿が激しく行われて困っているとご相談を頂きまして、いろいろとお話を伺いました。インストールした覚えのないセキュリティツールからの警告メッセージが表示されてみたり、そもそもFacebookにログイン出来なくなったなど、遠隔で画面を見れない状況が非常にもどかしいです。特にIT以外の業界の方なので簡単に導入できて、画面が共有できるメッセンジャーソフトがあると便利です。Skypeの画面共有の機能などを覚えておくと、何かの折に役に立つのではと。

Skype for Windows Desktopで画面を共有する方法を教えてください。
https://support.skype.com/ja/faq/FA10215/

切り分けをしていくと、(1) PC本体がウィルス感染している懸念があるのと、(2)何らかのFacebookアプリがインストールされてしまっている可能性、(3)ブラウザにも何らかの悪意のあるプラグインをインストールされてしまっている可能性がありました。

(1)については、セキュリティソフトによる全スキャンを行う必要があり、この際には二次感染を防ぐためにネットワークから切り離す事が望ましいです。(2)のFacebookアプリについても、いろいろな診断系オモシロアプリなどを利用していると、いろいろな操作を自分のアカウントに対して行う事を許可しているわけです。時々、インストール済のアプリの一覧を確認して、利用しているもの以外は削除すべきです。

(3)についてですが、以下のような手順となります。

(a) Chromeブラウザの設定画面を開く。画面右上の数の赤丸のボタンをクリック>「設定」を選択

WS000001

 

(b) 画面左のメニューから「拡張機能」をクリック

WS000014

 

(c) 既存のインストール済のアプリケーションが一覧で表示されます。不要のアプリ、インストールした覚えのないアプリについては、→のごみ箱ボタンをクリックして削除してください。

WS000018

ここで不要なものが見つかれば、すぐに削除すべきです。

 

他にも不要Cookieの削除など、いくつかのメンテナンスのポイントがありますが、こちらはまた改めて。