CalDAVを利用したGoogleカレンダーとThunderbirdのカレンダーを同期するメモ

マインドテックの冨です。

以前、GoogleカレンダーとThunderbirdのカレンダーを同期する方法をポストしたのですが、その後、googleカレンダーのCalDAV機能を利用して同期を取れるようになっています。

久々に自分の環境に設定を入れたので、メモを残しておきます。

GoogleカレンダーのカレンダーIDの取得と同期用URLの作成

まずはgoogleカレンダー側の設定としては連携用のURLを調べる必要があるのですが、このためカレンダーIDをチェックします。

同期を取りたいカレンダーの設定画面から、マイカレンダーの設定>カレンダーの同期 より、カレンダーIDをメモします。(メインのものはgmailのアドレスと同じでした。)

このカレンダーIDよりCalDAV用のURLを以下のようにメモ帳等で作成しておきます。

https://www.google.com/calendar/dav/(カレンダーID)/events

 

Thunderbirdカレンダーの作成

続いてThunderbird側の設定です。既存のカレンダーのデータに統合するのは無理っぽかったので、新しい同期用のカレンダーを作成しました。

「ネットワークのサーバーに保存する」を選択して「次へ」

フォーマットに「CalDAV」、「場所」に先に作成したURLを記入して「次へ」

Thunderbirdのカレンダーへの表示名や色を指定して「次へ」

ここまでで設定は完了です。Thunderbirdのカレンダーに追加されていると思いますが、スイッチが入っていない場合には、カレンダー名を右クリックして編集画面を出して、「有効にする」スイッチを入れてください。

最初に接続する際にはGoogleアカウントの認証を求められます。2段階認証にしている人はアプリ用のパスワードを作成する必要があります。

(2段階認証は当然設定してますよね! まだの人はアカウントが破られる前に設定しておきましょう。)

google のアカウント画面より、「アプリパスワード」を選択

 

認証を通した次の画面で、アプリに「カレンダー」、端末にお使いの環境を設定し「生成」をクリック

作成したアプリパスワードを利用してThunderbirdからgoogleへの認証の際のパスワードとして記入します。

ここまで出来ればGoogleカレンダーの設定スケジュールがThunderbirdカレンダーに取り込まれると思います。逆にThunderbirdのカレンダーに入れた予定もGoogleカレンダー側に反映されると思いますので、試してみてください。

 

 

 

 

スマホの機種変後には、請求情報をチェックした方が良いという話

マインドテックの冨です。ちょっと愚痴っぽくなります。

何が起こったのかというと、いわゆる手続きミスによる過請求なんですね。私はDDIポケットにお仕事頂いた時からのユーザーで、ウィルコム~Y!モバイルと会社が変わってきましたが、移転するまでもないとひたすら継続していたわけです。

ウィルコムの提供していたサービスに、親回線と支払を合わせる事で複数のPHSを子回線として、基本料無料で維持できるというオプションがあったのですね。これは通話料の従量課金で端末を維持できるため、子供用にちょうど良かったわけです。

そして私のスマホの機種変の際に、このオプションサービスの引継ぎがなされておらず、気づかぬうちに基本料の請求が始まっていたわけです。親回線と子回線の関係が切り離されていて、親回線の請求情報に出てこないため、なかなか気づきにくいのですね。もともと子回線側も通話がなければ請求額が0円なので。

Y!モバイルの請求は”ソフトバンクM(*月分)”名義で毎月15日に引き落としがあるのですが、旧契約からのものは月末に引き落とされているのも分かりにくくしているんですよね。

サポートに伺った所、旧契約の引き落としの名義は

ワイモバイル(W)⇒旧ウィルコム契約。
ワイモバイル(E)⇒旧イーモバイル契約。
ソフトバンク(M)⇒ワイモバイル契約。

となっているそうです。

最初の1年だけ適用される割引やら、端末代にかかる各種コスト&割引プラン、家族割などのキャンペーンなど、スマホ/携帯関連の料金表は複雑怪奇なので、請求額が妥当なのかなかなか分かりにくい所もあるのですが、上記の私のケースだと引き落とし情報を見ないと気づきにくいため、注意喚起のために情報共有しました。

まあ比較的プランが分かりやすいと言われるY!モバイルでさえ、こんな感じなので、他のキャリアはもっとスゴイのでしょうね・・・

MS Officeでサインインが止まらなくなった時の対処法

マインドテックの冨です。

Word、Excel、PowerPointなどのMicrosoft Officeアプリを使う際には、Officeにサインインを行うと、OneDriveと紐づいて移動先からでも編集できますし、OneDrive上のOfficeファイルを複数で同時に編集できたりと便利です。

先日、サインインを行っても受け入れられず、何度もサインイン画面が繰り返し表示されるというトラブルが起こりました。Microsoftのサポートの方にもいろいろとご支援頂き最終的には解決したようなので、情報共有したいと思います。

 

そもそもの症状

「サインイン」のボタンをクリックすると、以下のようなアカウントを入力するダイアログが表示されます。ここで作成済のアカウント情報を入力して「次へ」を押すと、通常はパスワード入力画面に遷移するのですが、今回のトラブルでは何らかの画面が一瞬表示されて、下記の画面に戻ってしまうというトラブルです。

私の場合の特殊事情としては、Windows10上にOffice 365 ProPlusで導入しています。買い切り版や他のライセンスなどで利用されている場合には、ちょっと事情が違うかもしれません。

また念のため、自分が所有している他のPCでOfficeアプリの起動~サインインして正常動作を確認し、ライセンスやOffice365のサイト側の問題ではなく、PC本体側にトラブルがあると切り分けした所からスタートしています。そもそもアカウント側に問題があると下記の手順などは参考にならないと思いますので、ご確認ください。

 

Microsoftのサポートから教えて頂いたトラブルシューティング

まずは以下の段取りを踏んで、認証情報のリセットを行うと良いそうです。(「汎用資格情報」とか知らなかった。ここで管理していたんですね。)

(以下、引用しますが問題あるようでしたら対応いたしますので、ご連絡ください。)


1) Windows Update の実施
2) Office クライアントの [アカウント] の接続済みサービスの削除およびサインアウト
3) 汎用資格情報のリセット
4) Office 365 からの完全サインアウト
5) ブラウザーのキャッシュの削除
6) 信頼済みサイトへの登録について
7) Office 365 にサインインする際に “サインインしたままにする” を有効にする
8) Office クライアントのキャッシュ クリア

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1) Windows Update の実施
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Office 365 のポリシーでは、お客様がそれぞれのクライアント コンピューターを最新の状態に保っていただく必要がございます。
更新可能なアップデートがありましたら実行いただきますようお願いいたします。(自動更新を有効にしていただくことを推奨いたします)
作業の完了後、次のステップに進む前に一旦 PC の再起動をお願いいたします。

<参考情報>
タイトル : Windows Update 利用の手順
アドレス : http://www.microsoft.com/ja-jp/security/pc-security/j_musteps.aspx

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2) Office クライアントの [アカウント] の接続済みサービスの削除およびサインアウト
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1. クライアント PC で Office クライアントの Word 、Excel、PowerPoint のいずれかのファイルを開きます。
2. 画面左上の [ファイル] タブをクリックします。
3. 画面左のペインより [アカウント] をクリックします。
4. [サインイン] より同期を実施する Office 365 ユーザー アカウントでサインインします。
※ 他のアカウントでサインインされている場合は、[アカウントの追加] よりアカウントを追加します。
5. [接続済みサービス:] の項目で、削除が可能なすべての接続済みサービスを削除します。
6. [ユーザー情報] の項目で [サインアウト] をクリックし、確認画面で [はい] を選択します。
7. [サインイン] より、もう一度 Office 365 のアカウントにてサインインし、[接続済みサービス] に削除可能なサービスがないことを確認の上、Office クライアントを閉じます。
※ 他に開いている Office クライアントがある場合は、すべての Office クライアントを閉じていただけますようお願いいたします。

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3) 汎用資格情報のリセット
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1. [コントロール パネル] – [ユーザー アカウント] – [資格情報マネージャー] を開きます。
2. [Windows 資格情報] の汎用資格情報の一覧の中より、”Microsoft Office15_Data: orgid:” で始まる資格情報があるか確認します。
3. 資格情報がある場合は、資格情報の右端に表示されているアイコン (丸の中に上向きの記号が描かれているアイコン) をクリックします。
4. 表示された詳細情報にある [削除] をクリックし、確認画面で [はい] をクリックします。
※ ご利用の端末によっては “Microsoft Office16_Data: orgid:” や “Microsoft Office14_Data: orgid:” など複数表示される場合がありますが、すべて削除いただきますようお願い申し上げます。
5. コントロール パネルを閉じます。
6. 端末を再起動します

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4) Office 365 からの完全サインアウト
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1. Internet Explorer のアドレス欄に下記のアドレスを入力し、Enter キーを押下して Microsoft Online サービスのサインアウト ページを開きます。

アドレス: https://login.microsoftonline.com/logout.srf

2. ブラウザー画面に『Office 365 から正常にサインアウトしました』と表示されたら完全サインアウトは完了です。

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5) Internet Explorer のキャッシュの削除
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1. Internet Explorer メニュー バーにて [ツール] – [インターネット オプション] をクリックします。
2. [全般] タブの [閲覧の履歴] の項目で、[削除] をクリックします。
3. [インターネット一時ファイルおよび Web サイトのファイル] および [クッキーと Web サイト データ] にチェックを入れて、[削除] をクリックします。
※ [お気に入り Web サイト データを保持する] のチェックは外してください。(こちらはお気に入りに登録している他のサイトにも影響しますので、問題がないかご確認の上ご実施ください。)
4. 画面下部に、「選択された閲覧の履歴が削除されました。」とメッセージが表示されるのを待ちます。メッセージが表示されたことを確認します。
5. [インターネット オプション] の画面で [OK] をクリックします。
6. 開いている Internet Explorer のウィンドウをすべて閉じます。

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6) 信頼済みサイトへの登録について
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1. Internet Explorer のメニュー バーにて [ツール] – [インターネット オプション] をクリックします。
2. [セキュリティ] タブをクリックし、[信頼済みサイト] – [サイト] をクリックします。
3. [Web サイト] に次の URL が表示されていない場合は追加します。

https://portal.office.com
https://*.sharepoint.com
https://*.microsoft.com
https://*.windows.net
https://*.microsoftonline.com
https://*.sharepointonline.com
https://*.officeapps.live.com
https://*.cdn.office.net
https://*.osi.office.net
https://*.akamaihd.net

4. [閉じる] をクリックします。

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7) Office 365 にサインインする際に “サインインしたままにする” を有効にする
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1. Office 365 のアカウント名とパスワードを入力する画面に “サインインしたままにする” のチェックボックスが表示されます。
チェックが入っていない場合はチェックを付け、サインインします。
2. “サインインしたままにする” のチェックボックスが表示されない場合は、”その他のアカウント” をクリックすると “サインインしたままにする” が表示されます。

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8) Office クライアントのキャッシュ クリア
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キャッシュを削除するために、エクスプローラーまたは [ファイル名を指定して実行] から以下のパスに移動して、フォルダー内に格納されているすべてのファイル、フォルダーを削除します。
* [ファイル名を指定して実行] は、Windows 7 ではスタート メニュー内、Windows 8 以降ではスタート ボタンを右クリックした後に表示されます。
* “使用中のファイル” メッセージが表示されて削除ができないファイルがあった場合は、[スキップ] をクリックいただきますようお願い申し上げます。

%localappdata%\Microsoft\Office\16.0\OfficeFileCache
%localappdata%\Microsoft\Office\15.0\OfficeFileCache
%localappdata%\Microsoft\Office\14.0\OfficeFileCache
%localappdata%\Microsoft\Office\Spw
%temp%


通常、認証情報が何らかの理由で壊れてしまった場合には、上記の手順でリセットした後に、再度サインインを行うとうまくいくそうです。

ただ、残念ながら私のケースでは、上記の手順を踏んでも改善しませんでした。

その他、試してみた事

認証情報をリセットしても再現するため、何らかのシステム関連のファイルが壊れている可能性を考えまして、チェック/改修コマンドを試しました。

dismコマンドは、システムファイルをチェックし、破損している場合にはWindows Updateを利用して修復を行います。

DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth

システムファイルチェッカー(sfcコマンド)は、システムファイルの整合性をチェックし、問題があればファイルを元に戻します。

sfc /scannow

 

ただ私の場合では、これでもダメでした。

最終的に復旧した手順~アクセス権の初期化

ここまで来たら、Officeアプリが個人のフォルダ以下のファイル/ディレクトリに何らかのアクセスを行っており、何らかの権限設定が狂ってアクセスできずにタイムアウトを起こしている可能性を考え、アクセス権の初期化を試みました。

手順はAdobe社のサイトですが、以下のページを参考にしました
https://helpx.adobe.com/jp/x-productkb/global/cpsid_83128.html

このページの”A.Windows10″の手順を踏み、Win10ログインアカウントのホームディレクトリでの、SYSTEM/Administratorsの権限を修正しました。
(実際にはSYSTEM/Administrators にフルコントロールは設定されていましたがサブオブジェクトにも適用する手順です)

この操作を行った後にWindows10を再起動した結果、サインインが出来るようになりました。(結局のところ、サインインに関しては「汎用資格情報」以外にも、何らかの情報をローカルに保存しているのですね。)

 

余談:会社アカウントと個人アカウント

今回のトラブルは会社名義のOffice365のアカウントで生じたのですが、個人用のアカウントではログインできていたのですね。法人用のOneDriveは裏がSharepointが動いているようで、あまり意識していませんでしたが違いがあるようです。(「サービスの追加>ストレージ」をクリックすると、”Office 365 Sharepoint”と”OneDrive”を選べる。)

 

 

さらには同じメールアドレスで会社アカウントと個人アカウントの両方が作れます。ただ、これはトラブルの元になりそうなので止めておいた方が良いと思います。上記のサインイン画面でアドレスを入力した後、どちらのアカウントでログインしますか?と聞かれます。(Office365のアカウント発行の際にログインできなかった時に「サインアップしますか」と聞かれて、作成したら個人用アカウントが新規に発行されたようなのですね。いろいろと混乱するので最終的にはアカウントを削除しました。上図のアカウント画面では個人アカウントと会社アカウントは異なるメールアドレスで運用しています。)

ThinkPad X1 Carbon(2017年版 第5世代)に発熱・発火の可能性でリコール

マインドテックの冨です。

昔からのThinkpadファンで、今も数台を使い分けています。他のブランドのノートも数台持っていますが、Thinkpadはキーボードが良いのでメイン機なのです。

その中で、Lenovo Thinkpad X1 Carbon (第5世代)にリコールがかかりました。まじですか・・・

ThinkPad X1 Carbon第5世代ノートパソコン無償点検・修理のお知らせ
https://support.lenovo.com/jp/ja/solutions/ht504453

対象は、2016年12月から2017年10月までに生産された第5世代のものです。(”2017年11月1日以降に製造したThinkPad X1 Carbon第5世代は無償点検・修理の対象外”とのこと。すでに対策済のようです。)

リコールの内容としては、バッテリーの異常発熱の懸念。生産過程でユニット内に放置された小さなネジがバッテリーにダメージを与えると、オーバーヒート~発熱・発火の可能性があるという事で無償点検を提供するというものです。

自分の機体がリコール対象か否かは、上記のサイトに「マシンタイプ」と「シリアルナンバー(S/N)」を入力すると対象端末かどうかチェックできます。(本体の裏側に記載があります)

そして該当すると、下図のように「点検対象」の文字が。うげえ・・・

実際にレノボのサポートセンターに電話をかけてみると、名前、連絡先TEL&住所で修理IDが発行され、宅配業者による回収予定日の調整をします。回収から点検後に戻ってくるまで概ね5営業日とのことです。

サポセンになかなか電話がつながらない(朝9時からちょこちょこかけて、つながったのが午後3時ごろだったよ)ですが、該当した方は頑張ってコールしてみてください。

HSTS起因で、ブラウザで「自動転送設定が正しくありません」が出てくる場合の症状

マインドテックの冨です。

とあるテック系情報サイト日本語サイトの翻訳チームの知人が「画面にエラーが出て、マシン変えてもブラウザ変えても再現する。DNSとかWiFiが原因かと思って、3G/4G回線のテザリングでも出てくる。なんじゃこれ?」と叫んでおられたので、お節介ながら見てみたら、自分も再現するのですね。

さて、これはなんぞと思って、リクエストを見てみると、httpsで送った結果、確かにひたすらに302が返ってきているわけです。

で、それぞれのヘッダーを見てみると、下図のような感じ

リダイレクトURLの設定はLocationヘッダーで行うわけですが、ここは http:// … とHTTP (ポート80)にリダイレクトしようとしているのがうかがえます。つまりはHTTPS(ポート443)リクエストで来てもHTTPで見るように強制しているわけです。

この一方で”strict-transport-security”ヘッダーも送っている事がわかります。これはRFC6797で標準化されている”HTTP Strict Transport Security(HSTS )”と呼ばれるもので、HTTPで接続した際に強制的にHTTPSへリダイレクトし、SSLストリップ攻撃や中間者攻撃などを防ぐために以降のそのドメインへの接続はすべてHTTPSとする機能です。「Chrome」「Firefox」「Safari」「Internet Explorer」「Microsoft Edge」などの主要ブラウザのほとんどがHSTSをサポートしています。

この結果、LocationヘッダーでHTTPにリダイレクトされても、ブラウザ側は合わせて受け取っているHSTSのヘッダーにより、HTTPSでアクセスを試み、サーバーはHTTPS->HTTPへのリダイレクト応答を行い、これがループしていると推測されます。

Strict-Transport-Security:max-age=(有効期間秒数);includeSubDomains

またincludeSubDomainsが指定されていると、サブドメインにもHSTSが適用されるようになります。ここのサイトの場合には英語版の方は逆にHSTSによってHTTPSにリダイレクトしていました。この際に上記の通りにincludeSubDomainsオプションがついているとサブドメインで運用されていた日本語版の方にも影響していたはずです。(この記事執筆時点では、このオプションは設定されていませんでした。)

この設定がされているWebサーバーに対して、何らかの理由でHTTPSでアクセスしてしまった場合、または親ドメインの方でincludeSubDomain付HSTS設定がされている場合でリンクを踏んだ場合、「自動転送設定が正しくありません」とリダイレクトがループしてしまうため、この場合はapache, nginxなどのWebサーバーの設定ファイルを見直してみてください。

(上記のテック系情報サイトの技術窓口向けに連絡メールを投げてみましたが、返事が来ないですねー。2018/2/8現在、上記のヘッダーが付いてくるので日本語版をHTTPSで閲覧しようとすると現象が再現すると思います。復旧するにはブラウザの直近の履歴、キャッシュ、cookieを削除してください。)

参考:

SSL/TLS暗号設定ガイドライン~安全なウェブサイトのために(暗号設定対策編)~(IPA 情報処理推進機構)

HTTP Strict Transport Security (HSTS)

企画をする人は、「イラっ」とした事を書き溜めておきましょう

マインドテックの冨です。

昔からサービスの立ち上げをしたり、商品企画部にいたこともありまして、商品やサービスの企画を考える事を日々、行っています。

アイディアをどのようにして考え出すかは、いろいろな発想法やいわゆる「天から降りてくる」のを待つ(笑)わけですが、日々、ネタを溜めておくと考えるときに役に立ちます。企画系のお仕事をされている方は当たり前の所作と思いますが、とにかくアイディアを浮かんだ時にメモるという習慣をつける事です。ちょっとした思い付きは、意外と早く忘れがちです。「あれ?さっき何かいいことを思いついたと思ったんだけど、何だっけ?」といった経験はないでしょうか?おおっと思いついた瞬間にペンに手が伸びるくらいが理想です。

ただ、いつも都合よくペンとメモ帳を持ち歩いているわけでもありません。以前にはジョッターメモなどを持ち歩いていましたが、ちょっと値段が高いので、中高生が使うような単語カードを100均で買い、ボールペンのキーホルダーと共に首からかけていました。

最近はAndroidスマートフォンを携帯するようになり、そちらを使う事が多くなりました。ここで鍵となるのは「素早く起動するメモアプリ」です。とにかくアイディアはすぐに忘れてしまうので、起動に10数秒かかるのはアブナイです。自分の場合は、以前はEvernoteを使っていましたが起動が遅いいため、Google Keepを使うようになりました。こちらは音声認識の精度も素晴らしいので、周りの状況しだいでは、とにかくしゃべり切ってしまうのが良いです。アプリの起動を待っていられない時は、検索枠の右側の音声入力ボタンを押して、(検索したいわけではないのですけど)とにかく文字化さえしてしまえば、あとで落ち着いてKeepなりEvernoteなりにコピペできます。

メモるのはアイディアだけではなく、日常のちょっとした「イラっ」とした事も記録しています。例えば「折り畳み傘、つぼめた時に内側に留め具が無いからかさばっちゃう」「エスカレーターで右側空いているのに左側に大行列」「WiFi、いちいち認証するの面倒なわりに、気づかないうちに電波つかんで迷惑」などなど。

商品企画をする際の判断基準として「このアイディアはどんなユーザーペイン(利用者の悩み事)を解決するのだ?」という事がありますが、書き溜めた「イラっ」としたことも、多くの人が感じていて、それを解決できる手段が見つかればサービスとして成立する可能性がありますよね。「このイラっと感を無くすになどうしたらいいのだろう?」と考えていくことで、新しい企画のヒントになることも多いのです。

 

 

 

OneDriveのファイル オンデマンド機能を利用する

マインドテックの冨です。

先日のOneDriveのバージョンアップで、保存しているファイルを全てPCなどのデバイスと同期せず、クラウドのストレージに保存したものを、ファイル読み込みの際にダウンロードする機能が追加されました。

これまではOneDriveに追加されたファイルは、同期対象全てのファイルをローカルに保存するのでディスク容量を食うんですね。これは大容量HDDを持っているマシンはともかく、容量が制限されるSSDのノートPCなどではなかなか厳しい仕様だったわけです。容量を節約しようとしてフォルダの同期対象スイッチを外すと、今度はファイルそのものの存在が見えなくなるので、そもそも気づかなくなったりします。また、急な用事でファイルが必要になり、同期スイッチを入れてファイル転送を行う必要があり、外出先でいきなりフォルダの同期を始めてしまって悶絶する事がたびたびありました。

「ファイルオンデマンド」の機能が使えると、ローカルのPCからクラウドストレージにあるファイルの存在が確認できて、いざ使用する際にファイルをダウンロードして、その後は従来と同じように同期対象となるわけです。これは便利。

利用をするには、画面のOneDriveのアイコンを右クリック>設定タブ>”ファイルのオンデマンド”スイッチをON

これでオンデマンドの機能が利用できるわけですが、これらのファイルの状態を知るには、Explorerの方も設定が必要です。

下図は詳細表示の際に、表示列を設定する(「名前」「更新日時」「サイズ」などが表示されている部分を右クリック)パネルで「状態」にスイッチを入れます。

すると、下図のようにファイル/フォルダが、オンラインだけにあるのか、ローカルにも存在しているのか分かるようになります。(自分も、あるマシンがたまたまこの設定になっていて気づいた・・・)

この状態アイコンの意味は公式を見て頂いた方がよいでしょう。一時的に利用した後、再度クラウドでの管理に戻して容量を回復させる方法なども掲載されています。

※OneDrive のファイル オンデマンドについて

https://support.office.com/ja-jp/article/OneDrive-%E3%81%AE%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB-%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6-0e6860d3-d9f3-4971-b321-7092438fb38e

オフラインの環境の際に利用したいファイルは、あらかじめダウンロードしておくなどの準備は必要になり、ファイルアクセス時のダウンロードによる「ギガが減る」のとトレードオフになりますが、回線が確保できるような環境であればローカルのディスクを圧迫する事が減るため、特にモバイルノートでは有効だと思います。

 

 

 

Twilio SIGNAL London 2017の報告会に行ってきましたよ

マインドテックの冨です。

Twilioと言えば電話/SMSのAPIで有名ですが、最近は様々な機能が追加されてきており、コミュニケーション支援ツールのバックエンドといった方向に進化しつつあります。

Twilio社主催のイベントとして”SIGNAL”が年に一度、サンフランシスコで開催されるのが通例でしたが、今年はロンドンでも開催されたようです。日本国内の代理店はKDDI Webコミュニケーション社ですが、事業責任者の小出さん、エバンジェリストの高橋さんによるSIGNAL Londonで発表されたTwilioの新機能の紹介がありました。

Twilioの概要

そもそもTwilioって何よという話ですが、もともとはWebと電話/SMSの機能を融合させるAPI群を提供するサービスでした。専用の電話番号をただちに購入できて、その番号にかかってきた電話に対して自動応答や録音、転送、IVR(「***の場合は1を。***の場合は2を押してください」というガイダンスを聞かせて、通話の振り分けをする機能)などを、簡単なプログラミングで実装できるというサービスです。例えば、学校の行事で天候が怪しい場合に「運動会を開催するか延期するかは、当日朝7時以降に***-***-****の番号にかけて確認してください」といった情報サービスは、慣れていれば30分かからずに実装出来ます。

報告会の冒頭に、最近のTwilio社の開発状況についての紹介がありましたが、年間に30,000デプロイ、3.5日毎に新ツールか新機能のリリースというペースだそうです。それでいて可用性が99.999%、APIの動作率も99.999%の品質を保っているそうです。額面通りに信じていいのか分からないですが、個人的な体感値としても、あまりトラブルは無いかなと思います。

Studioのクローズドβリリース

今回の発表の目玉は、ビジュアルプログラミング環境の”Studio”です。これまでは”openVBX”というOSSの支援ツールがリリースされていました。これはこれで非常に便利で、コールフローをGUIで作成できるという優れものです。私もお客さんの所でその場で簡単なデモを作って披露する事もありましたが、この手のツールが正式なサービスとしてリリースされたという点が大きいでしょう。作成したコールフローが直接にTwilioの管理画面から使えるのも、なかなか好感度高いです。

「ノンプログラマーでも実装できる」とデモされていましたが、全くの素人はつらいでしょう。少なくともTwilio特有の機能の概念を理解していないと、それぞれのコンポーネントが何をするものなのか理解できないでしょう。今までコード書いていた人がRADとして使うには有用でしょうし、何より人にフローの説明するのに重宝しそうです。(あと、例によってGUIが英語です。)

Understandのクローズドβリリース

いわゆる”Voice to Text”のTwilio版です。単にテキストに直すだけでなく、サンプル音声を利用して学習させてモデルを作ると、意味解析を行ってキーワード抽出もやってくれるようです。サンプルアプリケーションとしては、ハンバーガー屋のドライブスルーの会話で、客からの注文の会話を拾って、商品、個数をリアルタイムに解析してオーダーを確定させるデモがありました。これをうまく使うとIVRでキー操作による分岐ではなく、相手のリクエスト音声からいきなり適切な人に電話を転送したり、自動で注文を受けたりすることが出来そうです。ただこちらも現在は英語のみの提供。

これに似た機能を以前のTwilioハッカソンで、MicrosoftのLUIS(language Understanding Intelligent Service)を使って、簡易的なジュークボックスのインターフェースを作ってみました(電話口で曲名を言うと、それを流してくれる)が、それのTwilio版のようでした。日本語版が公開されるまではLUISを使ってもいいかもですね。

FunctionのNPMパッケージの提供の開始

こちらは最近のサーバーレスの流れを受けて、Twilio版のサーバーレス環境として前回のSIGNALで発表されたものです。node.jsベースでアプリケーションが書けるのですが、npmパッケージが利用できるようになり、より記述が楽になるとの事。私自身はnode.jsを使って書くことがほとんどないため、どの程度の恩恵が受けられるのか実感が無いのですが、他の言語でもパッケージが利用できる/出来ないで大きく生産性が変わるので、きっとすごく便利になったのでしょう。

電話番号100か国の提供開始

Twilioサービスの基盤側は、各国の1st Tierの電話会社と接続していて、非常に低いレイテンシーで安定したサービスを利用できるという点が大きいのですが、その接続先が100か国を越えたというアナウンスです。実際の所は通話では言語の問題があるので、他国との接続性に関しては、各国に支店があるようなグローバル企業であるとか、英語でサービス展開しているB2Bサービスなどでスケールする場合くらいかなあと思うのですが、実際、そういう方々には便利なのでしょう。島国育ちの私はあまり実感がわかない。

Twilio GDPR compliant

“GDPR”はEUで規定している個人情報保護の枠組みで、2018年5月に施行予定です。EU圏内のみならずヨーロッパ人向けのサービスは全て対象になり、多額の制裁金が課せられるため、知り合いのコンサルには今年の春先あたりから対応をどうするのか、かなりの問い合わせがあったそうです。TwilioもGDPRの規定に対応したため安心してサービスを利用して欲しいとの訴えのようです。
個人的には、中国のサイバーセキュリティー法への対応がどうなっているのか気になる所でした。何より通話/コミュニケーションインフラですから当局が目をつけそうな所ですし、金盾でブロックしているチャットアプリ間を接続出来たりしそうですし、中国のTwilioのサービス圏内に入っているようでしたが、どうなっているんでしょうね。
後半は高橋さんによるテクニカルなデモがありました。β版らしいほほえましい展開もありましたが(笑)応答音声が英語だけというのは国内で利用するにはツラ過ぎる仕様なので、日本語版が早く出ないかなあと待ち望んでおります。(Twilio本社に日本人デベロッパーっているのかしら?)

Android版YogabookにAndroid7が降臨

マインドテックの冨です。

肩凝り対策とAndroidで業務が回るかに興味があり、Android版のYogabookを使い始めて数ヶ月。

システム更新をチェックしたらバージョン7がリリースされていたので、とりあえず何も考えずに更新してみました。

個人的に嬉しかったのは、Wunderlistがバグらずに動くようになったこと!

一瞬、おやっと思ったのがマルチウィンドウ機能が働かなくなり、調べモノをしながら書物をするのが大変になった!

と思ったが、そもそもバージョン7はOSがマルチウィンドウをサポートしているよねと思い返し、試してみたらうまくいきました。ただ、更新前は画面に3つのウィンドウを並べておけたのが、2つになったのが残念。

db tech showcase 2017に行ってきました。

マインドテックの冨です。

(株)インサイトテクノロジーさんが主宰するDBのイベント”db tech showcase 2017″に今年も行ってきました。

http://www.db-tech-showcase.com/dbts/tokyo

思えば毎年行っているんですが、平日昼間の3日なのにかなりの参加者がいるんですよね。立ち見のセッションも出て大盛況でした。

”ビッグデータ”ブームで分析技術の観点からは、処理するアルゴリズムや分析手法と共に、それを支える基盤技術の進歩が目覚ましいわけですが、いろいろなメーカーやプロジェクトの製品の話をまとめて聞ける機会は貴重です。

基盤系も流行り廃りがあって、一昨年、去年くらいまでは”Spark!いぇ~~!!”な感じだったのが、今年は目玉的なビッグウェーブが無い代わりに、MySQL、MariaDB、PostgreSQLのような枯れたOSS DBをいかに使っていくかといったセッションが多かったような印象があります。

個人的にツボだったのが、GPUを駆使した地理情報向けのMapD。地理情報用のデータストアとしてはPostGISなどが有名ですが、ベンチマーク結果の桁が違うパフォーマンスに驚き。最近、自分が気象や海洋系のプロジェクトにも関係しているので、あとで使いどころをフォローしたいと考えています。

あとはMicrosoftのSQL Server 2017関連のセッション。ついにLinuxのサポートや、グラフ向けのQuery、RやPythonのサポートなど、様々な新機能が実装されています。AzureのCosmosDBも含めて、データ基盤周りの攻勢に勢いがあるなあという印象です。

また意外というか、Apache Kafkaが地味に使われているなあという。自分も以前にお客さんに提案した事がありましたが、データの中継基盤ってなかなかピッタリするようなものが無くって、見事にハマった感じがありますね。DB間のデータ交換でも製品がサポートしていないものについては、取りあえずKafkaに投げておいて、引継ぎ側がそれを拾いにいくという事もやっているみたいですし、リアルタイム処理に近いもののバックエンドにも使われているようで、数年前のリリース当初には想像も出来なかった定着ぶりに驚きました。

そんなこんだで、なかなか興味深いセッションが多くて、来年も楽しみです。